0001しじみ ★
2019/02/07(木) 18:18:22.08ID:CAP_USERもはや、無数の作家と作品が次々とリリースされるラノベの世界において、別のジャンル……一般文芸へと巣立っていく人は珍しくない。直木賞受賞者に限っても桜庭一樹氏、桐野夏生氏、村山由佳氏など、ラノベやジュニア出身者は多い。その対象を一応「無名あるいは新人作家」としていることもあってか、いまだ芥川賞受賞に至ったラノベ出身者はいないが、いずれはそうした人も出てくるのではないかと思われている。
ここ数年の間、ラノベの世界では「なろう系」を中心として、文章がガタガタでひたすら説明的な地の文と会話だけで成立するような作品が氾濫してきた。
それらの作品は、一つの文章のスタイルとしては面白いのだが、何年もそうしたスタイルの作品が読み継がれていくかといえば疑問だ。既に、ラノベ読者の年齢は上は50代から60代へと突入しようとしている。結局は、ちゃんと「文章で読ませる」作品の需要が高まっていくことは間違いない。
ラノベ出身者で直木賞受賞といったニュースに刺激を受けて、今後はどんな作品が生まれていくのだろうか。
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