ご当地ヨーグルトの商品化などを話し合ったシンポジウム
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 「第2回全国ヨーグルトサミットin真庭」(真庭市、蒜山酪農農業協同組合などでつくる実行委主催)が28日、真庭市蒜山上福田の休暇村蒜山高原で2日間の日程で開幕した。初日は、ご当地ヨーグルトの商品開発や消費拡大を話し合うシンポジウムが行われ、岡山県内外の酪農関係者ら約250人が参加した。

 くらしき作陽大の宮本拓・食文化学部長が基調講演。がんのリスク抑制や高血圧の改善といった乳酸菌の健康効果を解説した上で「それぞれの菌の働きに着目し、他社と差別化することが商品化のポイント」と強調した。

 商品開発の事例発表で島根県のメーカーは、のみ込む力が弱った高齢者向けに誤嚥(ごえん)しにくい商品を地元大学の協力を得て作ったと説明。兵庫県の酒造会社は米の甘みを生かした砂糖不使用の甘酒ヨーグルトを紹介した。

 パネルディスカッションもあり、ヨーグルトの消費拡大やPR方法について意見交換した。

 最終日の29日は、蒜山高原三木ケ原特設会場で物産展を開催。県内外の19メーカーのヨーグルトやチーズ70種類以上が販売され、来場者による投票で日本一のメーカーを選ぶ。
(2019年09月28日 21時59分 更新)

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