小学校3年生になるとお子さまはローマ字を習い始めます。学校でお子さまが習うローマ字のつづり方は、保護者が日頃キーボード入力に使うものと異なる場合もあるため、お子さまを指導する際に、戸惑うかたも少なくないようです。

ローマ字指導の際の注意点を、進研ゼミ小学講座の国語担当、佐藤祐一が解説します。

小学生がローマ字を学ぶ理由

お子さまがローマ字を学習するのは小学3年生の2学期です。この時期にローマ字を学習する意義は3つあります。まず、お子さまが日常生活のなかでローマ字を目にすることが多くなるため、ローマ字表記がなぜ行われるのか、その意味や効果を考えさせるためです。

次に、パソコンに親しむ児童も増えているため、文字入力のためにローマ字を学習する重要性が高まっているからです。そして、ローマ字を学ぶことは、アルファベットの書き方を学習することにもつながり、英語学習の入り口としても重要だと位置付けられています。

訓令式とヘボン式2つの表記方法

次に、小学校ではローマ字表記をどのように指導しているかをご紹介します。下記の日本語をローマ字にしてみましょう。

(1)でんしゃ
(2)ちゃわん

答えは(1)はdensya、(2)はtyawanです。保護者のなかには(1)はdensha、(2)はchawanでは?と思われるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、この2つのつづり方、どちらも正解です。現在、日本で使われているローマ字のつづり方には、主に2つの方法があるからです。

全文はソース元で,、ベネッセ 教育情報サイト 4/21(金) 10:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00010000-benesseks-life