玉川徹さん、ウクライナが「どこかで退くことも考えないと」 長嶋一茂は反論「日本国民には分からないような…思いがある」
2022年3月4日 13時00分

 テレビ朝日局員の玉川徹さん(59)が4日、同局系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」にリモート生出演。
ロシアのウクライナ侵攻について「どこかで退くことも考えないと」「軍の敗北=国民の敗北とは僕は思わない」と発言した。

 玉川さんは「戦争が続くと民間人の死者が桁違いに増えていく。戦力は圧倒的にロシアが上」
とウクライナ不利の戦況について懸念。「勇敢に戦ってるけれども、どこかでウクライナが退く以外には市民の死者が増えていくのを止められない。
死者が増えないようにすることも指導者の大きな責任」と持論を述べた。

 また「『軍の敗北イコール国民の敗北』とは僕は思わない。
ウクライナ側にとってのめない要求だとしても、圧倒的な戦力の違いを考えれば、ロシアの要求をどこかでのまざるを得ない」とも加えた。

 さらに「日本人として言えることは、戦争を長引かせることになれば、それだけ犠牲者も増える」と切り出し、
「太平洋戦争も今振り返ってみれば、もっと早く降伏すれば沖縄戦とか広島、長崎の犠牲もなかったんじゃないか」と指摘。

「この後プーチンが大規模な無差別爆撃を始める可能性があるとしたら、いったん止めることも指導者にとって必要」
「命を守る以上に大事なことは果たしてあるんだろうか」と訴えた。

 しかし、玉川さんの熱弁にタレントで元プロ野球選手の長嶋一茂(56)は「あるんじゃないですか。ウクライナ人の中に譲れないものが」
「日本国民には分からないようなソウルとか思いがある」と反論した。

https://www.chunichi.co.jp/article/428769