2020年10月2日

 漫才トリオ「レツゴー三匹」のリーダーだったレツゴー正児(れつごーしょうじ=本名・直井正三=なおい・しょうぞう)さんが9月29日、肺炎で死去した。80歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、清川さかえさん。

 香川県出身。1969年から松竹芸能に所属。じゅんさん(2014年死去)、長作さん(18年死去)と組んだレツゴー三匹が、テンポのよい掛け合いで人気を集めた。「じゅんでーす」「長作でーす」に続いて「三波春夫でございます」とぼける正児さんに、あとの二人が平手打ちをするギャグは一世を風靡(ふうび)した。1973年、上方漫才大賞を受賞。

 晩年も舞台などで活動したが、3か月前に体調を崩し、入院していたという。

 同じ事務所の落語家桂福団治さんの話「ともに若かりし頃から切磋琢磨(せっさたくま)し成長してきた。芸にたくさん学んだ。後世に残していくすばらしい芸だった」

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20201002-OYTEW620603/