0401名無しさん@お腹いっぱい。(やわらか銀行)
2019/06/13(木) 01:02:32.93ID:3B02RTQK米国の新聞はもともと、 日本の新聞のような全国紙はほとんどなく、ローカル紙に近かった。
国土が広く物理的に新聞を運べなかったことも大きい。
だから、電子化することによって同じ国内の、これまで新聞が届いていなかった地域に
読者を広げることができた。
もともと紙の新聞を読んでいた人が電子版に移行するだけでなく、新規の読者を獲得する
ツールになったわけだ。
日本でこの考えは適用できない。
日本はもともと紙の段階で全国津々浦々に自社の新聞を届ける体制を敷いてきた。
それだけに、電子化した場合でも、新たな地域の購読者を獲得するという戦略が立ちにくい。
紙の新聞が減って電子版に読者が移り、紙の発行部数が減れば、高額の広告料が取れなくなる。
新聞社が長年、「押し紙」などで名目上の部数を維持してきた背景には、広告料の値崩れを防ぐ狙いがあった。
宅配制度の維持についても、新聞の売れ残りを地域の新聞販売店が負担させられてしまう問題になっている。