【ニューヨーク=川上梓】世界の電気自動車(EV)市場が変調している。米テスラは世界で従業員の10%を削減する。販売シェアで5割を握る中国EVの価格競争力が突出し、欧米のメーカーを引き離す。米中対立のなかで、サプライチェーン(供給網)を牛耳る中国は主導権を握りつつあり、米国は脱炭素戦略そのものの修正も迫られかねない。

「今後の成長に向けて、コスト削減を進め、生産性を高める」。テスラのイーロン・マス...
2024年4月16日 6:34 (2024年4月16日 7:26更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1501K0V10C24A4000000/