2024/04/11 20:30
 カラフルな縦じま模様のマフラーで世界的に知られる群馬県桐生市本町のニットメーカー「松井ニット技研」が、後継者不在のため、
来年2月の決算を最後に廃業する見通しとなった。県の支援を受けて後継者を探したが、編み機の独特な操作法の伝承が難しく、事業承継を断念した。
社長の松井敏夫さん(80)は「残念ながらこれ以上の事業継続は不可能」と名残惜しそうに話した。(栗村政伸)

 元々鮮魚商だった同社は1907年(明治40年)に織物業に転身。家族経営で、戦後はラッセル編み機という縦編み機を導入してニット製造を始めた。
ラッセル編み機の主流はカーテン地などを大量製造する高速編み機だったが、同社はマフラーなどをやわらかな肌触りに仕上げられる低速編み機にこだわった。

 70年代には「コム・デ・ギャルソン」など有名ブランドの商品を手がけ、売り上げを大きく伸ばした。
     ===== 後略 =====
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