[東京 20日 ロイター] - 日銀が金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅を拡大すると発表したことを受け、20日午後の金融市場では債券安、株安、円高が急速に進んでいる。

債券市場では、長期金利の利回りが0.25%から0.460%まで上昇、国債先物も売られ、大阪取引所は午後0時39分にサーキットブレーカーを発動した。

株式市場では日経平均株価が前日比600円を超える下げとなり、外国為替市場でも円買いが進み、ドル/円は137円前半から133円前半まで急落した。

市場では日銀の決定はサプライズと受け止められており、「大きな変更をするのであればもう少し事前に織り込ませるべきだった」(井出真吾ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジスト)などの声も出ている。

日銀は20日、政策金利を据え置く一方、10年物国債金利の許容変動幅を従来のプラスマイナス0.25%程度からプラスマイナス0.5%程度に拡大すると決定した。

2022年12月20日1:03 午後
ロイター(日本語URLの部分を半角スペースで代替しています。)
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