与党税制調査会で所得が30億円を超えるような富裕層を対象に、所得税に最低負担率を導入する案が浮上している。所得が1億円を超えると税負担が下がる「1億円の壁」の問題を是正すべきだとの意見が出ていた。超富裕層に追加の税負担を求め、不公平感を抑える。

与党税調の関係者が明らかにした。週内にもまとめる2023年度与党税制改正大綱に盛り込む方向で最終調整に入る。25年に導入する案がある。

所得の多い富裕層...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA128AM0S2A211C2000000/