川崎重工業は2021年度から年功制の人事評価を全廃する。全従業員1万7千人を対象に役割や成果に応じて賃金やポストを決める。事務職や工場勤務者も対象とし、評価次第では若手の給与がベテランを上回る場合も出てくる。グローバル競争が厳しくなるなか、勤続年数による技能の積み上げを重んじてきた製造業にも実力本位の人事制度が広がりそうだ。

国内の重工業で年功制を全面的に廃止するのは同社が初めて。一般従業員1万3千人は4月...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ2453S0U1A220C2000000/