[2020年4月14日17時18分]
スーパー大手のライフコーポレーションは14日、全従業員に一時金総額3億円を支給すると明らかにした。新型コロナウイルス感染防止の外出控えに伴う食料品の需要拡大で来店客が増加し、業務の負担が増したことに配慮したとしている。

3月時点で在籍していた社員やアルバイト、パート従業員など約4万人が対象。支給額は雇用形態によって異なるとし、詳細は非公表。3億円を4万人で単純に割った場合は1人当たり7500円になる。「緊急特別感謝金」との名称で4月分の給与に上乗せする。

ライフでは一斉休校や外出自粛が追い風となって来店客が増加。即席麺や冷凍食品など簡単に食べられる商品が売れ筋という。4月1日から13日までの既存店売上高は前年同期比約15%伸びた。

新型コロナで百貨店や外食産業は大打撃を被っているが、スーパーは総じて好調。関西を地盤とするスーパー4社の2021年2月期連結決算の業績見通しでは、ライフなど3社が前期比で増収を見込んでいる。(共同)

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