KDDI(au)と米Facebookが、2020年3月に日本国内で商用化する第5世代(5G)移動通信システム向けのコンテンツサービスを共同開発することが25日、分かった。大容量のデータを送受信できる5Gの特性を生かし、高精細な拡張現実(AR)や仮想現実(VR)技術を活用したサービスを充実させる。

 具体的には、Facebookのアプリで店頭の商品を撮影すると、化粧品を自分の顔の画像で試したり、洋服を試着できるサービスなどを開発。小売店に販売支援システムとして提供する。スマートフォン決済での連携も検討する。

 KDDIは5Gを見据え、観光地にロボットを設置し、遠隔地でも現地にいるかのような映像を楽しむなどのAR・VRサービス開発に注力しており、同分野で技術力のあるFacebookとの連携でコンテンツ力を高める。
2019年11月27日 07時00分
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