三菱重工業が、工場管理や不動産事業などを手がける子会社を売却する調整に入った。売却額は1千億円程度になる見通し。世界的に他社との競争が激しくなっており、強みのある事業以外は切り離す「選択と集中」を本格化して、経営基盤の強化を急ぐ。
近く「菱重ファシリティー&プロパティーズ(MHIファシリティーサービス)」(東京都)の売却に向けた入札手続きに入る。