現行技術で電動推進機飛行機ができるか試算
自衛隊も使用しているBeechcraft Queen Air B80 のエンジンをモーターに換装し
日産リーフの62kwh バッテリーパックを複数載せる

Queen Air B80 のエンジン(285 kW)2台を下ろすと -489 kg
代わりに搭載する電動機2台の重量を約100 kg と仮定するとΔ390 kg
これと max.fuel + payload : 1,599 kg を使ってバッテリーパックを搭載する
(Empty weight: 2,393 kg; Max. takeoff weight: 3,992 kg)
人間は crew 2 + pax 9 平均 70 kgとすると 770kg, 1,600 + 390 - 770 = 1,220kg
のバッテリーパックが搭載できる、甘めに3パック載せられるとすると
186 kwh の容量がある

推進以外には電力を使わないと仮定すると
Econ cruise (45%) の消費電力は256.5 kw なので0.73h = 44 min の飛行が可能になる
離陸時は570 kwを消費するし、航法機器、予圧、空調、などの電力は必須
余裕をみて一応 15-25 min ぐらいの飛行はできる可能性がある
実用上は IFR reserve fuel 30min などを考えると、
Queen Air を電動化すると飛行不可能という結論になる
やはり電池の重量比エネルギー密度が上がらないと電動は難しい

タービンエンジンのパワーはすごい
装備品の電動化が目覚ましいB787の発電能力は1.3メガワットだそうだ
Zunum Aero
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