Appleは、昨年よりも2割少ない8,000万台のiPhoneを今年の秋生産予定であることがNikkei Asian Reviewの報道により明らかになりました。生産台数が減少するとみられているのは、9月に発表予定のOLEDディスプレイ搭載の2モデルと、LCD搭載モデルの計3モデルです。

今年秋のiPhoneモデルについては保守的?
iPhone X、iPhone8、iPhone8 Plusは昨年秋、1億台発注されましたが、今年のiPhoneの発注数は少なくなるようです。

「Appleは今年のiPhoneの発注に関してかなり保守的である」と、Nikkei Asian Reviewは報じています。「3つの新モデルの生産予定台数は、昨年よりも最大で20%少なくなるだろう」と、Appleのサプライチェーンに詳しい人物は語ったようです。

記事によれば、次世代iPhone3モデルは、デザイン的にはiPhone Xと同じものとなり、すべてのモデルにTrueDepthカメラとFace IDが搭載されるとみられています。発表が遅れないように、すでにAppleは2つのOLEDディスプレイ搭載モデルの生産を推し進めているといわれています。

おおまかな生産体制も明らかに
「OLEDディスプレイ搭載モデルの部品は、7月に最終組み立てのためFoxconnやPegatronに引き渡される予定である。LCD搭載モデルの部品は8月になるだろう」と、Nikkei Asian Reviewは報じています。

廉価モデルは、Appleにとって全体の出荷台数を増やすための道具になるとみられている。すべてのサプライヤーはLCD搭載モデルができるだけ早く出荷されるようベストを尽くしている。

SamsungはOLEDディスプレイパネルの唯一のサプライヤーになる見通しで、LCDの供給はジャパンディスプレイとLG Displayが担うとされています。

Foxconnは、OLEDディスプレイ搭載モデルのほとんどの組み立てを行なうとみられており、PegatronはLCD搭載モデルの第一の組み立て企業となるようです。WistronもiPhoneの生産を担うといわれていますが、ライバル企業よりも生産台数は少なくなるようです。
2018年6月9日 00時07分
https://iphone-mania.jp/news-215036/