いわゆる「インスタ映え」でデジタルカメラの人気が再び高まる中、インスタ映えを狙う女性ユーザーでも扱いやすくした本格的なカメラが注目を集めています。

1日から横浜市で始まった最新のカメラや周辺機器などを集めた展示会には、およそ130社が出展しています。

デジタルカメラは、スマートフォンの普及などにより販売の減少が続いていましたが、このところインスタ映えを狙った若者を中心に人気が復活し、展示会でもインスタ映えを意識した新製品が注目を集めています。

このうち、キヤノンは、かつて、デジタル一眼レフブームの火付け役となった主力製品の「EOSKiss」で、ミラーレスと呼ばれるタイプを初めて導入しました。

ミラーレスにすることで小型・軽量化して女性にも扱いやすくしつつ、レンズを交換することでより本格的な撮影を楽しむことができるとしています。

キヤノンの戸倉剛執行役員は「これまで一眼レフを主力としてきたが、ミラーレスまで幅広い製品をそろえて、市場を引っ張りたい」と話していました。

一方、オリンパスも、初心者が多い女性向けに、ピントの位置を自動で表示する機能などを盛り込んだミラーレスカメラの新製品を発表しました。

このほか会場には、手の動きだけでより直感的に操作ができる、カメラつきのドローンなども展示されています。この展示会は、パシフィコ横浜で今月4日まで開かれ、7万人の来場客を見込んでいます。
3月1日 17時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011347841000.html