東急電鉄は2018年1月9日(火)、12か月有効の定期券発売に向けて、国土交通省関東運輸局長宛てに運賃の設定認可申請を行ったと発表しました。

従来の1か月、3か月、6か月に加え、新たに有効期間が12か月の定期旅客運賃を通勤、通学ともに設定するというもの。申請理由として東急電鉄は、定期券の発売が集中する時期を分散させることで定期券売り場の混雑を緩和させること、購入回数を減らすことで利用者の利便性向上を図ることを挙げています。

 12か月通勤定期の運賃は、1か月定期の運賃を12倍して1割を割り引き、10円未満の端数を切り上げた額です。たとえば東横線・渋谷〜横浜間の場合、1か月は9910円、6か月は5万3520円で、12か月は10万7030円になります。発売区間は、こどもの国線や世田谷線を含む東急線の全線ですが、他社線との連絡定期券は除きます。

 発売開始は3月17日(土)の予定。東急電鉄の広報担当者は取材に対し、「新学期や新年度を迎えるタイミングに発売開始日を設定しました。12か月定期にしていただくと年度途中の継続購入が不要になりますので、検討いただければ」としています。
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