医薬品動物試験受託大手の新日本科学は、ウナギの養殖に使う稚魚(シラスウナギ)の新しい人工生産技術の開発に成功した。地下水をろ過して再利用する循環型にしたのが特徴。地熱を使って水温を高めるため、設備の運営コストが半分以下に抑えられるという。商業的な完全養殖の要素技術になる可能性がある。同社は3年以内に養殖の事業化をめざす考えだ。

 現在のウナギの養殖では天然のシラスウナギを採取して育てている。卵から…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23131990W7A101C1MM0000/