http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC04H0U_U7A700C1TI1000/

2017/7/4 21:49
中国

 【広州=中村裕】ホンダは4日、中国での6月の新車販売台数(小売台数)が前年同月比17.7%増の11万3769台だったと発表した。トヨタ自動車は10%増の10万6900台、マツダは15.1%増の2万3172台だった。日系3社はそろって2ケタ増となった。市場全体が弱含みで推移する中、日系各社は得意の小型車が引き続き好調で販売を大きく伸ばした。

 ホンダは小型の主力車「シビック」が2.5倍の1万6195台と、ホンダの中で最も売れた。多目的スポーツ車(SUV)の小型車「XR―V」も25%増えた。同社の売れ筋上位5車種のうち4車種が小型車だった。

 トヨタも4月に一部改良した小型の主力車「カローラ」が最も売れ、14%増の2万8000台だった。

 小型車への減税策が引き続き追い風だ。景気の減速が続くなか、燃費が良く比較的安価で品質の良い日系ブランド車に人気が集まっている。

 マツダも減税対象の小型車が最も売れており、主力の「マツダ3アクセラ」が8%増の1万400台だった。