広島敦史2017年5月19日19時11分

 京阪電気鉄道では初めてとなる全席指定の有料車両「プレミアムカー」が19日、大阪市内で報道陣に公開された。
大阪―京都間を走る京阪線・鴨東線で、8月20日から8両編成の特急に1両ずつ導入される。

 リクライニングシートが3列で計40席あり、全席にコンセントを備える。ほとんどにパソコンが置けるテーブルが付き、
大きな荷物が置けるスペースも1カ所設けた。専属の係員が乗客の出迎えや観光案内を担う。

 淀屋橋(大阪市中央区)―出町柳(京都市左京区)駅間で平日は上下95本、土日祝日は上下113本を走らせる。通常の運賃に加え、
距離に応じて400円か500円かかる。

 8月21日からは、プレミアムカー以外の7両(約400席)も全席指定にした通勤・通学用の列車「ライナー」を新たに走らせる。
平日朝の枚方市発と樟葉発の淀屋橋行き各1本で、追加料金は300円。(広島敦史)

http://www.asahi.com/articles/ASK5L40ZTK5LPTIL004.html