8日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。
終値は前営業日比450円(2.31%)高の1万9895円70銭で3月13日以来、2カ月ぶりに年初来高値を更新した。

2015年12月3日以来、約1年5カ月ぶりの高値となる。

国内の連休中に外国為替市場で円相場が対主要通貨で下落し、輸出採算の改善期待から主力株を中心に全面高となった。
海外投資家の買いが目立ち、東証1部の売買代金は3兆4434億円と2016年12月9日以来、約5カ月ぶりの多さになった。

 7日のフランス大統領選でマクロン氏が勝利し、同国がユーロ圏から離脱する懸念が大きく後退した。
投資家が運用リスクを積極的に取る「リスクオン」姿勢が強まり、欧州売上比率の大きなマツダやコニカミノル、板硝子といった銘柄に買いが集まった。
海外投資家が日本株の保有比率を引き上げるため、輸出関連株に限らず時価総額の大きな銘柄に買いを入れたという。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_Y7A500C1000000/