マハティール氏、安倍氏宅を弔問「マレーシア関係に尽力」

マレーシアのマハティール元首相は15日、日本を訪問し、安倍晋三元首相の東京都内の自宅を弔問に訪れた。マハティール氏は弔問後、記者団に「マレーシアと日本の良好な関係のために尽力されたことが記憶に残っている」と語り、突然の死を悼んだ。

マハティール氏は「安倍さんのことは彼が首相になる前から知っていた。私たちは会って、互いの国に影響を与える政治的な課題について話し合った」と振り返った。安倍氏の自宅で面会した昭恵夫人については「とても穏やかだった。非常に動揺していると思っていたが、夫のことについて私に話してくれた」と述べた。

また、マハティール氏は自身が提唱した、日本の経済成長に学ぶ「東方政策」(ルック・イースト)に対する日本の支援に言及。「日本の労働倫理や戦後復興の成功についてもまだまだ学びたいと思う」として、「今後、日本政府がマレーシアと日本の関係強化に向けて、安倍氏が行ったいい仕事を引き継ぐことを望んでいる」と述べた。

産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/09a87535933b8a556e265439962002a97911f3e2