Tポイントが消える?ファミマからヤフーまでもがそっぽを向き始めたワケ=岩田昭男

2019年3月10日 ニュース


いま、急速に「Tポイント離れ」が起きている。ファミリーマート、ヤフー、ソフトバンク、ドトールなど各社がTポイントとの取り組みを改めようとしているのだ。(『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』岩田昭男)

※本記事は。『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』2019年3月1日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:岩田昭男(いわたあきお)
消費生活評論家。1952年生まれ。早稲田大学卒業。月刊誌記者などを経て独立。クレジットカード研究歴30年。電子マネー、デビットカード、共通ポイントなどにも詳しい。著書に「Suica一人勝ちの秘密」「信用力格差社会」「O2Oの衝撃」など。


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このまま自然消滅へ向かう?なぜ提携企業の気持ちは離れたのか…
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「Tポイント」が呼ばれなかったペイペイ記者発表会

昨年12月に行われたQRコード決済・ペイペイの「100億円あげちゃうキャンペーン」は、その金額の大きさと、当初は今年の3月末までの予定だったにもかかわらず、100億円の原資があっという間になくなり、たった10日間で突然終わってしまったことで大きな話題を呼んだ。

すでに旧聞に属するこのキャンペーンのことをまた取り上げたのにはわけがある。このキャンペーンの少し前に記者発表会があった。その会場に足を運んだ私は、テレビCMに起用されたお笑いタレントが「100億円」や「20%還元」を連呼する、文字通りの大盤振る舞いと派手な演出にまず驚かされた。

そして実はもう1つ、ほかのマスコミ関係者がどのように受けとめたかはわからないが、私はTポイントについてまったく触れられなかったことに驚いていた。

ペイペイは、ソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPay(株)が提供するQRコード決済サービスだ。

記者発表の壇上では、PayPay社長がペイペイの説明を行い、親会社であるヤフーの社長やソフトバンクの副社長がエールを送り、ペイペイ導入企業のファミリーマート社長をはじめとしてエイチ・アイ・エス、ビックカメラ、ヤマダ電機などの幹部が顔をそろえた。しかし、そこにTポイントの母体であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)や運営会社の首脳の姿はなかった。

そこで今回は、なぜTポイントが呼ばれなかったのか、そのことを少し考えてみたい。




崩れる「Tポイント」の1社独占
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.mag2.com/p/money/648745