2018-10-12 09:12

 現在、中国国内で最も有名で人気のある日本人スポーツ選手と言えば、卓球の福原愛選手や石川佳純選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手といった名前が挙がることだろう。中国メディア・東方網は11日、「日本で最も人気のあるアスリートの投票で、羽生結弦は男子選手中2位に留まった」とする記事を掲載した。

 記事は、日本のオリコンが実施した、最も好きな日本人アスリートのランキングが発表され、男子では米大リーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が、女子では先日全米オープンを制した大坂なおみ選手がそれぞれ1位を獲得したと紹介。

 男子で1位に輝いた大谷選手について記事は、「二刀流」として名実ともに備わっており、大リーグでの活躍は米国の観衆をも魅了し、今シーズンの新人王を獲得する可能性が高いとした。また、今年に入っての活躍が目覚ましい大坂選手が女子で1位となったことについても「予想の範囲内」と伝えている。

 一方で、羽生選手の2位は中国人としては意外に感じたようで、「平昌五輪で連覇を果たした羽生は、日本国内で超絶な人気を誇っている。それなのに大谷翔平にトップを譲ったのは、競技自体の注目度が関係している。なんといっても、日本国内における野球スポーツの人気はものすごいのだ」と評した。

 テニスは中国でも注目度が高いスポーツだが、野球は中国ではほとんど人気がない。大坂選手の1位に納得して、大谷選手の1位に意外さを感じるのは、まさにこの差によるところなのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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