0001しゅわっち'92 ★
2018/08/29(水) 12:55:22.60ID:CAP_USER中国では過去、有害物質のメラミンが混入した乳幼児向けの粉ミルクが流通するという「汚染ミルク」事件が発生し、社会全体を揺るがす騒動となった。また、最近では品質が基準に達していないワクチンが流通していたことが発覚し、大きな問題となっている。
中国国内ではこうした不正な製品の流通について、「道徳心が欠けている」、「社会的信用の欠如が招いた事件」などと批判する声が高まっている。しかし、いくら批判が存在しても、このような事件が定期的に発生しているのが中国の現状だと言えるだろう。
中国メディアの今日頭条はこのほど、中国では「他人や企業、さらには社会に対する信頼感が低下し続けている」と指摘する一方、こうした事件の発生を食い止めるうえでは
「日本社会」が参考になると主張し、社会的信用が重視される日本では「不祥事を起こすことの代償が中国より大きい」と指摘している。
中国では国産品よりも輸入品の方が「品質的に信頼できる」として人気を集める傾向がある。日本では逆に国産の方がより信頼され、高額となるケースが多いが、海外産の製品を国産と偽る「産地偽装」の問題がときおり発生している。
記事は「日本では産地偽装など社会的信用を失う不祥事を起こすと、日本では非常に大きな代償を支払うことになる」と指摘し、法に基づいて処罰されるだけでなく、企業であれば倒産に追い込まれたり、個人であれば自殺に追い込まれるケースがあると強調。
こうした代償が不祥事に対する抑止力となり、企業は品質や信頼、信用を重視する経営を行うようになると強調し、その積み重ねが日本製品の高い信頼性につながっていると論じた。
中国で過去に発生した「汚染ミルク」事件では、メーカーは破産に追い込まれ、経営陣にも厳しい処分が下された。だが、こうした処分の存在が類似の事件の抑止力となっていないのが現状だ。
中国では偽装や水増しといった違法行為が発覚しても罰金を支払って姿をくらまし、別の地域で同じ違法行為に手を染める企業が少なくないとされ、当局とのいたちごっこが続いていると言われている。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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