北朝鮮の金正恩委員長は医療器具工場を視察し、生産工程の改修が遅れていることを指摘して「何年、冬眠しているのか」と厳しく批判しました。

 21日付の労働新聞は、金委員長が北朝鮮中部の平安(ピョンアン)北道にある医療器具工場を視察し、険しい表情で担当者を叱責(しっせき)する様子を報じました。
金委員長は「何を改修したのか分からない」「動物も冬眠は1年に1回なのに何年、冬眠しているのか」と生産工程の改修の遅れを厳しく批判しました。
そのうえで、医療サービスの向上に向けて自ら指揮してこの工場の近代化を進める意向を示したということです。批判の背景には経済重視の政策を進めるなか、担当部門の引き締めを図る狙いがあるとみられます。

http://news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_international/articles/000134488.html