0001しゅわっち'92 ★
2018/08/20(月) 12:56:40.26ID:CAP_USER先ごろ、東京・二子玉川 蔦屋家電にて開催されたスペシャルトークイベント『健康美のプロたちが語る。人生100年時代の「美育」』に、歯科衛生士の関山牧枝氏とビューティーディレクターの新井ミホ氏が登壇。予防歯科についてトークイベントが行われた。
■日本ではあまり浸透していない“予防歯科”
「ビューティーディレクターの視点から、“美”とは何かを考えると、美への感覚は人それぞれ違うので、一概にこれが美しいというのは難しいです。共通することといえば、内側から溢れでてくる美だと思います」
と新井氏。以前、前歯を欠損し、工作用ボンドで応急処置を施した状態で海外出張へ。帰国後、治療にあたるも綺麗になるまでに時間を要した経験から、
歯に対する興味が湧き、歯を綺麗にするという目的の“ホワイトニング”や“インプラント”とは違う、本質的に歯を綺麗にするという “予防歯科”の重要性に気付いたとのこと。
日本では、年を取ったら歯は無くなるものと考えている人が多く、“予防歯科”はまだまだ浸透していないのが現状だ。
虫歯になると歯医者に通っている人がほとんどであるが、入れ歯になってしまう高齢者が多いのは、それが一つの要因だと言えるだろう。
子供の頃から同じ食事、同じ生活環境で過ごしている兄弟でも、虫歯の状況はそれぞれ。つまり、虫歯の原因は人それぞれであり、
その人にあった対策が存在する。それを知るためのものが“予防歯科”であると新井氏は語る。自分の肌を綺麗に保つためにデパートのコスメカウンターで、
肌の現状を調べ、対策するためのスキンケア用品を購入する。これと同じことが歯に対してあってもいいのではないか。
■海外と日本、歯の“美”に対する意識の違い
イベントでは、歯を出して笑っている海外セレブの写真から、歯がなくなってしまったらどうなるのかを再現。歯が無くなると一気に老けて見えてしまうことに会場では驚きの声が上がった。
日本と海外の歯に対する“美”への意識の違いを新井氏に聞くと、「顔の印象やスタイル、髪型は国によって美しい基準が異なりますが、歯の美しさは世界共通。歯が美しいことは国や宗教が違えど、美や知性の象徴とされています」と語る。
「日本人は歯への意識が低いと言われています。定期的に歯のメンテナンスに通っている人の割合が、たった２％しかおらず、悪くなったら治療するという人がほとんど。
海外から見た日本人の口元調査でも、日本人は歯並びが悪いと思う人が76％、日本人から口臭を感じた経験がある人が72％という結果です。また、一年間で歯のケアにかける金額が日本では平均7000円なのに対し、
アメリカやスウェーデンでは平均39,000円という結果もあります」と新井氏は話す。このことからも、日本人の歯への意識が低いことが分かる。
■食生活が歯に与える影響
「異性の第一印象で綺麗でないとがっかりする部位はというアンケートの1位が、口元・歯、2位が髪、3位が肌、4位が目という結果でした。また、歯が白いか黄色いかで見た目年齢が約3歳変わると言われています。
歯茎が下がると10歳老けてみえるという調査データもあるくらいです」と新井氏。歯の色や歯並びなどで人に与える印象は大きく変わってくるのである。
また、食生活が歯に与える影響について聞くと、「虫歯の原因は主に3つあります。虫歯菌の数、歯を守る力、食事習慣です。人によってリスクは違い、虫歯菌が少なく歯を守る力が強くても虫歯になりやすい食事習慣であれば、
虫歯を予防することはできません。ちなみに、歯に悪影響を与える食事習慣は、だらだら食べる、間食が多い、砂糖を含んだ食事が多いなどが挙げられます」と新井氏。
“予防歯科”は早く始めるに越したことはない。どんな状況であれ、どの年代であれ、今の自分の歯の状況を把握し、自分に合う口内ケアを始めることが大事であるという。
日々、新しい技術が取り入れられ、進歩していく歯科医療の世界。それなのに、歯を守ることができないのははぜなのか。
“予防歯科”の大切さと健康な状態で歯を残すことの大切さを伝え、本イベントは大盛況で幕を閉じた。
今回のイベントを主宰した株式会社オーラルケアが運営するグッド・プレス・ジャパンでは、“美”のみならず、様々な角度から“歯を守る”ための啓蒙セミナーを実施している。企業での受講や、最少5名のコミュニティから申し込みが可能。
https://www.oricon.co.jp/news/2117646/full/
（最終更新：2018-08-20 12:00）
