川崎市宮前区梶ケ谷のトンネルで
平成18年9月、近くに住む黒沼由理さん=当時(27)=が刺殺された事件で、
神奈川県警が殺人容疑で、刑務所に服役中の男(36)の逮捕状を取ったことが8日、
捜査関係者への取材で分かった。

近く逮捕する方針。
発生から11年が経過し、捜査が大きく動くことになる。

男は19年4月、同区内で帰宅途中の女性会社員=当時(40)=を
刃物で刺し殺害しようとしたとして、殺人未遂事件で逮捕、起訴されており、
21年に同罪で懲役10年の実刑判決が確定した。
現在は、栃木県内の刑務所に服役中。

事件は昨年、男から黒沼さん殺害に関与したことをほのめかすようなはがきが
県警に送られてきたことから、捜査員が刑務所に出向くなどして捜査を進めてきた。

事件は18年9月23日午前0時ごろ発生。
東京都内の勤務先から帰宅途中の黒沼さんが、
同区梶ケ谷のトンネル内の歩道で真正面から何者かに刃物で刺され、死亡した。

黒沼さんは胸と腹の2カ所に刃物で刺された傷があり、
司法解剖の結果、死因は出血性ショックと判明し、県警は殺人事件と断定。

宮前署に捜査本部を設置し、先月下旬までに、捜査員延べ約2万4千人を投入し、
現場周辺で延べ約1万5千世帯の約2万3千人に聞き込みなどを行うなど捜査を進めていたが、
犯人特定につながる情報は得られていなかった。

写真:黒沼由理さん刺殺事件の情報提供を求め、チラシを配布する神奈川県警宮前署員
http://www.sankei.com/images/news/171008/afr1710080008-p1.jpg

以下ソース:産経ニュース 2017.10.8 08:08
http://www.sankei.com/affairs/news/171008/afr1710080008-n1.html