米国本土を99年ぶりに横断した皆既日食で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立天文台などは22日、
日本の太陽観測衛星「ひので」がエックス線望遠鏡で撮影した日食の動画と画像を公開した。

「ひので」は地球を約100分で1周する。
今回は皆既日食が観測できる地域を通過しなかったが、
太陽の一部が欠けて見える部分日食を、高度680キロ・メートルの太平洋上空から撮影した。
動画と画像には、黒く映った円形の月が太陽を隠すように手前を横切り、
最大で太陽の約65%が欠けた様子が映っている。

JAXAは今回の映像と皆既日食時に地上で観測されたデータを比較し、
太陽の外側にある高温の大気の層コロナの研究などに役立てたいとしている。
動画と画像はJAXA宇宙科学研究所のサイト(http://www.isas.jaxa.jp)の中で公開している。

写真:太陽観測衛星「ひので」がエックス線望遠鏡でとらえた日食の様子
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170822/20170822-OYT1I50038-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年08月22日 20時42分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170822-OYT1T50109.html