【ワシントン=三井誠】光を当てることでマウスの神経細胞の活動を制御し、記憶力を強めたり弱めたりすることに成功したと、米カリフォルニア大バークレー校の神垣司研究員らが発表した。

 論文が24日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス(電子版)に掲載された。

 研究チームは、物事を一時的に覚える時に使う「作業記憶」に着目。この記憶にかかわる「前頭葉」と呼ばれる脳の領域にある神経細胞を遺伝子操作し、光を当てると細胞が活性化するようにした。このマウスに2種類の音を聞かせ、一方の音の時だけ5秒後に吸い口から水が出るようにして、マウスが5秒間記憶を保持して水が出るかどうか正しく判断できるかテストした。

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