南海トラフでの世界最大級の微生物メタンの生成、北海道大学などが解明

 北海道大学・大学院、岡山大学、海洋研究開発機構の研究グループは、南海トラフにおけるフィリッピン海プレートの沈み込みに伴う熱分解起源のメタンと水素ガスの生成を解明した。

 南海トラフや相模トラフ周辺には、主に微生物メタンを含む世界最大級のガスハイドレートや世界最大生産量の水溶性天然ガス田が分布。
 微生物メタンは水素ガス(H2)と二酸化炭素(CO2)から作られ、堆積層中にCO2は十分存在するが、有機物は少なくH2があまり得られないため、これほどの微生物メタン生成の理由は不明だった。

 研究グループは地下深部での多量の水素ガス生成を推測。
 最新データにより地下深部での堆積有機物の熱分解によるメタンや水素ガスの生成、水素ガスの移動や微生物メタン生成について分析・検討した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

大学ジャーナルオンライン 2024年3月11日
https://univ-journal.jp/242720/