魚に共通の「生臭さ」が極限水圧で生き残る力を与えていたと判明!

 魚料理が大好きな人でも、魚には独特の生臭さが存在することは否定できません。

 サンマ・イワシ・カレイなど海から水揚げされる魚は実に多様であり、魚ごとの生態や獲れる時期も大きく違うはずなのですが、不思議なことに同じような臭みが感じられます。

 英国のリーズ大学(University of Leeds)で行われた研究によれば、この臭みの大本となる成分が、水圧によって生じる水分子ネットワークの歪みを正し、水が生命活動が起こる場として機能し続けるように支えていることが示されました。

 どうやら魚臭さの背後には、生命の基礎「水」を巡る、思いもよらない神秘が隠れていたようです。

 以下の記事では「魚臭さ」「水分子ネットワーク」「生命活動」をキーワードにして研究内容を解説したいと思います。

 研究内容の詳細は2022年9月28日に『Communicarions Chemistry』にて公開されています。

ナゾロジー 2022.10.03
https://nazology.net/archives/115671