査読論文なしで教授職に… 大学教員たちから噴出する「実務家教員」への懸念

 現在、私立大学を中心に“元社会人”の実務家教員が増えている。
 実務家教員とは、「専攻分野における実務の経験を有し、おおむね5年以上の実務の経験を有し、かつ高度の実務の能力を有する者」(文部科学省)のこと。
 文科省の調査によれば、産業界から大学教員になる者は年間で1500~2000人に及ぶという。

 2022年3月に発表された「大学等における実務家教員の採用に関する調査」の結果によれば、実務家教員の募集においては、「役員・教職員等の個人的な人間関係を通じて」行われる例も少なくない、という結果が出ている。

 一般的に、研究人材や教員の募集は「JREC-IN」(国立研究開発法人・科学技術振興機構の「イノベーション創出を担う研究人材のためのキャリア支援ポータルサイト」)を活用した公募形式が採用される。
 これに対して、実務家教員は依然として人脈によって採用されることが多いというのが現状だ。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

2022年8月17日 16:00 マネーポストWEB
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