酸性アルコール液、ノロウイルスにも効果 阪大チーム

 感染力が強く、激しい吐き気や下痢を引き起こす「ノロウイルス」に対し、酸性のアルコール消毒液が効くことを、大阪大学などの研究チームが発見した。
 ノロウイルスにはアルコール消毒は効きにくいとされてきたが、今後は選択肢が増える可能性がある。

 論文が28日、科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。(https://doi.org/10.1038/s41598-020-72609-z

 ノロウイルスは冬場に流行する感染性胃腸炎の主な原因で、10〜100個程度のウイルスが口に入っただけで感染してしまうほど感染力が強い。
 保育施設や病院などで集団感染が起きることも多い。

 ノロウイルスには、新型コロナ対策にも使われるアルコールは効きにくいとされてきた。コロナウイルスは、アルコールで壊れる「エンベロープ」という膜を持つが、ノロウイルスはエンベロープを持たないタイプのウイルスだ。

 ただ、ヒトに感染するノロウイルスを実験室で増やすのは難しく、これまではマウスやネコに感染する似たウイルスでの実験で、消毒薬などの効果が調べられてきたが、詳しいことはわかっていなかった。チームはまず、ヒトのiPS細胞を使い、ノロウイルスを増やすことに成功した。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

朝日新聞デジタル 9/29(火) 17:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b4a64368429423aca38942db812def45d704ba1