ゲーム依存 予防と治療の体制が急がれる

 スマートフォンやパソコンのオンラインゲームにのめり込み、日常生活が困難になった人をどう救うか。
 相談窓口を充実させ、治療や支援につなげる体制作りが急務である。

 コロナ禍による休校や外出自粛の影響で、ゲームをする時間が増えた人は多いのではないか。
 ストレス解消にはなるだろうが、はまり過ぎに注意が必要だ。

 世界保健機関(WHO)は、アルコールやギャンブルへの依存症と同様に、ゲーム依存を疾病と位置づけている。
 時間や頻度を制御できず、ゲーム中心の日々が続いて生活に重大な支障をきたすことが症状として挙げられている。

 患者には未成年が多く、体力・視力の低下や不登校、成績不振を招くことも強く懸念される。
 厚生労働省研究班の2017年度の調査では、ゲームやネットに依存しているとみられる中高生は推計93万人に上るという。

 WHOが疾患と認定してから日が浅いこともあり、予防や治療を進める体制の本格的な整備はこれからの課題だ。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

9月21日(月)5時0分 読売新聞
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0921/ym_200921_6289548645.html