1000万件以上の研究論文がオンライン上から消失することを防ぐインターネットアーカイブの取り組みとは?

 オンラインで公開されている自然科学、人文科学、社会科学といったさまざまな分野の研究論文は、ウェブサイトの閉鎖などでオンライン上から消えてしまい、簡単にはアクセスできなくなった研究論文も多く存在します。
 誰もが簡単に研究論文を読むことができる環境を守るため、非営利団体インターネットアーカイブは「ウェブ上にあるすべての研究論文の保存」を目標として研究論文のアーカイブに注力しています。

 How the Internet Archive is Ensuring Permanent Access to Open Access Journal Articles - Internet Archive Blogs
 https://blog.archive.org/2020/09/15/how-the-internet-archive-is-ensuring-permanent-access-to-open-access-journal-articles/

 ウェブ上にある研究論文は、インターネットアーカイブに限らずNew Theology ReviewやOpen Journal of Hematologyのようなオープンアクセスジャーナルによって、無料かつオンラインで閲覧できるようになっています。
 これらの研究論文は世界中のどこにいても簡単にアクセスできるようになっているので、多くの学生や研究者の研究を支えてきました。

 しかし、オープンアクセスジャーナルのウェブサイト閉鎖などによって研究論文が閲覧不可となることもありあます。
 フィンランドにあるハンケン経済大学の経済学准教授、ミカエル・ラクソ氏らの調査によると、2000年から2019年の間にオープンアクセスジャーナル176誌がウェブ上から消えてしまったことが明らかになっています。
 このような、ウェブサイト閉鎖によるコンテンツの消失という問題を解決するために立ち上げられたのが、インターネットアーカイブの「ウェイバックマシン」です。
 実際に、ウェイバックマシンでしか閲覧できなくなってしまった研究論文も多数あるとのこと。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2020年09月16日 17時06分
https://gigazine.net/news/20200916-internet-archive-permanent-access/