10/17(木) 10:37配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00010002-doshin-sctch

福島の海洋科学館などが発見

 【羅臼】根室管内羅臼町沖で生物調査を行っているふくしま海洋科学館(福島県いわき市)と京都大の研究グループが深海魚の新種を発見し、「ユウレイコンニャクウオ」と命名した。
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggpE233FIwfMYsYkPxDfNTwg---x863-y900-q90-exp3h-pril/amd/20191017-00010002-doshin-000-view.jpg

ゆらゆらと泳ぐ様子にちなみ命名

 新種はクサウオ科コンニャクウオ属で、糸状に伸びた4、5本の胸びれが特徴。体は赤色で、ゆらゆらと泳ぐ様子にちなんで名前が付けられた。体長は約18〜22センチ。水深500〜1080メートルで行う羅臼町沖のエビかご漁などで混獲され、2017〜19年に4個体を採集した。日本魚類学会の英文誌で今月4日、公表された。同科学館の松崎浩二主任主査(45)は「約150種いるコンニャクウオの中で、細長い指のような胸びれを持つ種は見たことがない。今後は生体での展示を目指して調査を続けたい」と話している。(長谷川史子) 北海道新聞社