巨大飛行機の「ストラトローンチ」、ロケットの開発計画を中止 ロケットの空中発射をめざす計画[01/24]
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■世界最大級の飛行機「ロック」による宇宙ビジネスへの挑戦
巨大飛行機からのロケット発射を目指している米国企業「ストラトローンチ・システムズ」が、新型ロケットの開発計画を中止したことがわかった。Aviation WeekやGeekWireなどが伝えた。
同社はマイクロソフトの共同創業者のひとり、ポール・アレン氏らによって設立された企業。しかし、2018年10月に同氏が亡くなったことから、その動向が注目されていた。
ただ同社によると、飛行機の開発や試験、他社製の「ペガサス」ロケットを購入して発射する計画は継続するという。
■ストラトローンチ・システムズ
ストラトローンチ・システムズ(Stratolaunch Systems)は、マイクロソフトの共同創業者のひとりとして知られる、実業家のポール・アレン氏らによって、2011年に設立された航空宇宙企業である。
同社は、世界最大級の大きさをもつ巨大飛行機を開発していることで有名である。「ロック(Roc)」という愛称で呼ばれるその飛行機は、長さ117mもの主翼をもつ。同じく巨大飛行機として知られるウクライナのAn-225「ムリーヤ」の主翼は88.4mなので、ストラトローンチはそれを大きく超える。ちなみに歴史を振り返れば、1947年に米国の実業家ハワード・ヒューズが開発したH-4「ハーキュリーズ」が97.5mという記録をもっているが、それすらも超える。
ただ、胴体の全長は73mであり、ムリーヤの84mより短い。そのため厳密に言えば、「世界最大級の飛行機」、もしくは「世界最大の飛行機のひとつ」と呼ぶのが正しい。ちなみにロックという名前は、中東・インド洋地域の伝説に登場する巨大な鳥から名付けられた。
ロックの離陸時の質量は約600t。これほど巨大で重い機体を飛ばすため、ボーイング747や777などに使われているプラット&ホイットニー製のPW4056エンジンを6基も装備している。
さらに、その大きさもさることながら、胴体が2つあるような「双胴機」と呼ばれる、その変わった形もひときわ目を引く。設計、開発を手がけたのは、スケールド・コンポジッツという米国の航空機メーカーで、同社は創業者でもある著名な航空機設計者バート・ルータン氏の下、数々の奇抜で優れた航空機を生み出してきたことで知られる。ロックの形状もまた、彼らなりの理にかなったものなのだろう。
ロックは2017年5月にロールアウトし、同年12月には低速のタキシング試験を実施。2018年に入ってからも徐々にスピードを上げて試験が続き、2019年1月11日には高速タキシング試験にも成功している。
ロールアウトしたストラトローンチの巨大飛行機ロック。人と比べるとその大きさがわかる
https://news.mynavi.jp/article/20190124-761344/images/002.jpg
https://news.mynavi.jp/article/20190124-761344/
続く) 続き)>>1
■ロケットの空中発射母機
同社ではこのロックを使い、空中からロケットを発射し、人工衛星を打ち上げることを目指している。
空中発射ロケットは、通常の地上から発射するロケットと比べ、いくつかの利点がある。たとえば、上空は大気がやや薄くなるため、ロケットを効率よく飛ばすことができる(言い換えれば効率のいい設計のロケットを飛ばすことができる)。つまり、同じ性能のロケットでも、空中から飛ばすことで、より重い衛星を飛ばしたり、あるいは同じ重さの衛星をより小型のロケットで打ち上げたりできるようになる(ちなみに、飛行機の速さは、衛星を軌道に乗せるために必要な速度と比べるとはるかに遅いため、速度面でのアシストはあまりない)。
また、地上に発射台を造る必要がないため、建設費や運用費を抑えることができる。ロケットの打ち上げごとに発射台を整備する必要もないため、打ち上げの頻度も増やせる余地がある。ロケットは天候に弱いが、飛行機が飛び立てる天候であれば発射できるため、天候に比較的強く、遅れも起きにくくなる。
さらに、地上から発射する場合、人家などを避けるように飛ばす必要があり、迂回することでロケットの打ち上げ能力が落ちたり、あるいはそもそも打ち上げられない方角が生まれたりする。しかし空中発射であれば、基本的にはどの角度へも打てるため、打ち上げの自由度、柔軟性が上がる。
こうしたことから、ストラトローンチでは、打ち上げ日、軌道の高度や傾斜角などに制約がないという「柔軟性」、地上発射でよくある遅延を防げるという「信頼性」、そして頻繁な打ち上げが可能な「利便性」といった点で優れているとという点で、他より優れているとしている。
同社は当初、いまをときめく宇宙企業スペースXと組み、同社の大型ロケット「ファルコン9」を改造したロケットを発射することを検討していた。しかし、ファルコン9を空中発射用に改造することが難しかったことから頓挫した。
次にストラトローンチは、オービタルATK(現ノースロップ・グラマン)に接近。同社が製造する固体ロケットに、エアロジェット・ロケットダインの「RL10」エンジンを上段にした2段式ロケット「サンダーボルト(Thunderbolt)」を開発し、それを空中発射する計画を立てた。しかしこれも頓挫し、2016年にはオービタルATKが運用している空中発射ロケット「ペガサス」を使うことを決定した。ペガサスは、L-1011「トライスター」などから発射している小型ロケットで、1990年に初飛行を行い、これまでに35機以上が成功している。
ストラトローンチはまた、ロックの巨大さを活かして、このペガサスを一度に3機発射するという構想も打ち出した。近年、小型衛星がブームで、世界中でさまざまな企業が開発しているが、衛星によって投入したい軌道が異なることがある。そこでストラトローンチを使うことで、一度の発射機会で、複数の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入できるという点が売りとされた。
初の試験発射は2019年に行うとし、2020年から運用を始めるとしていた。この計画は現在も変わっていない。
続きはソースで
https://news.mynavi.jp/article/20190124-761344/ >>1
わかりにくいな。
自社で新型ロケットを開発する計画は中止し、
他社製のロケットの空中発射計画も複数で頓挫したが、
さらに別のロケットの空中発射計画が進行中、ってことなのか? 普通のロケットは横にしたら燃料の重量で折れるからな(笑) <丶`∀´>ウリ達がロケットの技術を提供するから飛行機を寄越すニダ。 このタイプは昔から構想されていてスペースシャトルのボ社コンセプトや
特撮ではSバードのゼロX号なとがあったね ちょっと残念だ
★防衛シンポ 航空編 スクラムジェットなど
http://yamatotakeru999.jp/koku2018.html
★日本 極超音速ミサイル開発
http://yamatotakeru999.jp/hsp1.html ガルダのもとねたになった、B-52を2つつなげたやつ、なんていったっけ? 商業面から見ると利益出してないように見えるけど、資金つづくんかね? >>1
下にぶら下げる独自ロケットは開発中止で、
ロケットを吊り下げる巨大飛行機は開発継続 >>17
3ヶ月前に亡くなってたんだね
深度1000mの海底に沈んでいた戦艦武蔵を発見した人で、個人資産が2兆円 >>18
ポールアレンが事業主で、個人資産が2兆円あった
でも3ヶ月前に亡くなったから、私財を投じてでもチャレンジする主がいなくなった メリット:
天候に左右されにくい
洋上に出てから発射なので安全性や向きの自由度が高い
既に空気の薄い場所から発射なので衝撃波などの負荷に強い
デメリット:
特殊な発射台兼移動体が必要になり、固定地上発射設備よりも制約が大きい
巨大な飛行場の新規建設が必要
吊り下げロケットの大きさに制約がある 結局ロケットは普通の三段式がベストってことになるんだろうなあ。
イーロンマスクの破産(投資詐欺)も近い。 民間ロケットむずかしいのか?
つうかでかいから重すぎるのか
なかなかアメリカも分散と集中とで迷いあるな これ開発にいくらかかったの?
こんな高コストな飛行機でペガサスなんて打ち上げても仕方ないじゃん。
適当なロケットがないなら撤退するより他にないんじゃない? P-38ライトニング、閃電 P-51ツインムスタング 、He111Z ツヴァイリング etc >>1-2
>同じ性能のロケットでも、空中から飛ばすことで、より重い衛星を飛ばしたり、
>あるいは同じ重さの衛星をより小型のロケットで打ち上げたりできるようになる
空中発射では、航空機に水平懸架するためにロケットの大幅な構造強化が必要。
その分、重くなり、推力比が低下し、ペイロードが減る。
そして、空中発射では打ち上げ自体の助けにはならない。
同じ性能のロケットという前提がナンセンス。 ロケットって絶対効率悪いだろと思ってたが、こういう計画がうまく行かないところを見ると、
今のシンプルなロケットが一番優れてる気がしてきた ロケットの90%は燃料
だから高い高度から打ち上げればその分燃料は不要になる
一番良いのは赤道上に一万メートル程度の発射基地をつくるといい。 >>32
リニア発射台か
段々アニメの世界になっていくな ポールアレンの遺族は
宇宙なんぞに興味なかった、と言う事だな… 元々、効率が悪かったんだよ。ビジネスの芽が無いから中止。
一連の去年のロケットの発表は、ポールアレンへの冥途の土産って感じだったのだろうね。
一応飛行機は完成させて、ペガサスに使うってなってるけど、ペガサス自体のコスパが悪いから、新興ロケットメーカに対抗できない。
飛行機は、そのうち良い使い道もみつかるかも? >>32
>高い高度から打ち上げればその分燃料は不要になる
ならねーよ。
衛星打ち上げに必要なのは高さじゃない。速度だ。 >>32
>>1 読め、洋上だから打ち上げ場所と時間の制約が無いのが利点、ただ、それが大きなメリットになるのって軍事用途だけだよな。 成層圏プラットホーム作って、
それの補給機母機にでもした方が良さそうだな >>32
成層圏下部から亜音速発射(亜音速ジェット機条件)で、燃料節約は1〜2割程度。これで一段目が小さくなる分がコストダウン。
その節約量×発射数と、空中発射システムのコスト勝負。
SpaceXみたいに一段目再利用なんてできたら、差分は燃料代に近づくので大差なくなる。
それと、空中発射は巨大化が困難。
ペガサスのような小型衛星から発展できなかった原因の一つ。
高度50kmくらいに超音速リニアカタパルトでも付けられればかなりいけるんだろうけど。 50kmにそんなプラットフォームを構築出来る技術があったら、打ち上げコストなんか問題になってない気がする。
極音速スカイフックを飛ばした上で、弾道飛行の宇宙機から分離するオービターが作れれば、面白いかなと思ったんだがな。
一段目が純然たる民航機、飛翔体はスクラムジェットでスカイフック下端まで行ければOK。
これなら開発費も安く済む。スカイフックにいくらかかるかは考えない。
スカイロンってのもあるが、あれも強度問題でペイロードが極端に下がる可能性あるね。 >>40
スカイフック自体が大変だが、少なくとも実現可能性はあるな。km単位カタパルトよりは。 >>40
極超音速スカイフックええよね
CNT不要で軌道エレベータよりはだいぶ実現性高いし
上空でブンブン回ってる姿をいつか見てみたいなぁ >>42
重心はかなり高いとはいえ、巨大で下端は大気圏ぎりぎりの構造物だけに、制御失って落ちてきたときの安全性確保が心配かな。 下の方の何カ所かにパージ出来る仕組みを入れておけば、切り離せば浮いていくんでない?
あとは燃えやすい素材、構造にしておけば、切り離した部分は地表に達する前に燃え尽きるでしょ。
出来てしまえば、打ち上げコストはかなり下がるはずだから、事故対応の設備は作りやすいと思う。
どっかの国が作るには、動機があまりない。
無尽蔵に打ち上げたいとなれば、やっぱり観光かな。
ボーイングとエアバスの共同出資で構築。宇宙機はコンコルドぐらいの料金で就航。
そっからスカイフックホテルまで一泊5千万くらい。
構築コストは、民間で出来る話じゃ無いから、国家が出資。利益から返済な新幹線的なスキームなら出来るかも。
スクラムジェットエンジンがもうちっと進まないと無理だよなぁ。 レーザー水推進実用化できれば、エネルギーは地上持ちになって燃料ほとんど
要らなくなるのになあ >>30
>空中発射では、航空機に水平懸架するためにロケットの大幅な構造強化が必要。
飛行機側に構造強化した筒用意したんじゃ駄目なの? >>45
極超音速スカイフックの下端にアクセスするだけなら、スクラムジェット無しでもシンプルな単段型ロケットで十分いける
メタンとかLPGあたりの液体燃料ロケットがいいんじゃないかな
問題は、ペイロード上げまくるとバランスが崩れて回転遅くなったり高度落ちたりしそうってことかな
定期的にロケットで加速するか地球外から荷物降ろさないといけない >>50
単弾機でも、垂直発射(+再利用)だとコストが一桁下がるかどうかって程度かなと思った。
これじゃ、スカイフック作る動機が弱いかなと。
水平発射のアクセス+スカイフックなら、建設費、運用費、需要のどこかに解がある気がするんだよな。 >>51
単段+垂直離陸+垂直着陸
かな
SpaceXのFalcon9単段バージョンみたいな >>51
目標速度が1-2km/hになれば、周回軌道入りよりはかなりましになる。
低軌道入りが8km/s+垂直上昇重力損失分2km/s程度の合計10km/sのΔVが必要と言われているが、これが3-4km/sにへる。
要求ΔV減少で単段式になればデッドウェイト減少でペイロードも増える。 >>50
スカイフックのリブーストはイオンエンジンなどの高比推力のものを使うか、>>50のいうようにダミーの質量を受け取って得るとかかな?
月などからレールガンで打ち出した石ころを受け取るとか。 >>54
>月などからレールガンで打ち出した石ころを受け取るとか。
いいねぇいいねぇ
その石ころに含まれるヘリウム3で核融合するとか? >>52 >>53
単弾ロケットの場合、下端ステーションでのペイロード受け渡しって簡単にできるかね?
相対速度合わせるにしても弾道飛行の頂点でドッキングかな?結構な質量になるだろうから
軌道にも影響与えそうな気がするな。
再点火なんて仕組みは現状の一段目には無いよな。
妄想なのは自覚してるが、リフティングボディのシャトル的な機体が、エンジン吹かしつつドッキングなイメージがあるんだよな。
あと、回収ならあまり高くあげられないと思うんだが、どうだろね。 >>56
メインエンジンの再点火はFalcon9でやってる
それやらないと再着陸できないから
微調整はスラスターでやるだろうけど
石ころならドッキングせずにペイロード放り投げてどでかい網とかでキャッチするのもいいかもしれない
人が乗ってるような、手荒にできないペイロードのドッキングはどうしようか
受け渡しの時間も早くやらないといけないだろうから工夫が必要だね
むしろボール状にしてこっちも網キャッチのほうがいいのかもしれない >>56
スカイフックの場合は大気圏再突入速度が低いのでfalcon9方式できるよ
有人の場合は、異常時は有人区画を切り離し可能にして大気減速+パラシュートをバックアップに。
こちらもリエントリー速度低いので大した防護は要らない。それでもマッハ3-6だけど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています