鳥取市青谷町の青谷上寺地遺跡で出土した国内最古の弥生人の脳を特別公開するイベントが22日、鳥取市東町の県立博物館で始まった。脳の公開は2年ぶりで、イベントは24日まで。

 1998〜2000年度の発掘調査で見つかった男女の脳の一部で、防腐液につけ、県立博物館で冷蔵保存している。特別公開は同館の企画展の一環で、この日は事前予約した県内外の10人が参加。学芸員が、保存法や脳から抽出したDNAなどの解析が進められていることなどを説明した。

 見学した和歌山県の美術館職員の男性(46)(和歌山市)は「脳は思っていたよりもしっかりと形が残っていて、驚いた」と話していた。

 23、24日の特別公開に参加するには予約が必要だが、若干数の空きがあるという。

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読売新聞
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