0001しじみ ★
2018/12/01(土) 13:48:19.29ID:CAP_USERエジプト考古省は2018年11月28日、ダハシュールのピラミッド付近で8体のミイラが発掘されたと発表した。末期王朝時代(紀元前664-332年)のものとみられ、いずれも彩色したカルトナージュ(パピルスやリネンをプラスターで固めた張り子のようなもの)で覆われ、石灰石のサルコファガス(石棺)に納められていた。
エジプト考古最高評議会の事務総長ムスタファ・ワジリ氏によれば、良好な状態を維持しているミイラは3体だけだという。
紀元前19世紀初頭に死去した第12王朝のファラオ、アメンエムハト2世が葬られている「白いピラミッド」の周辺を調査していたとき、8体のミイラが発見された。ダハシュールのネクロポリス(巨大墓地)に建造されたこのピラミッドは、白い石灰石のブロックが略奪され、ほとんど何も残されていない。
なぜ末期王朝時代のミイラが、それより1200年以上も前に建造された中王国時代のピラミッドの近くで発見されたのだろう?
ダハシュールとサッカラのネクロポリスにはピラミッドがいくつもあり、メンフィスのエリートたちの埋葬地として機能していた。メンフィスは古王国時代の下エジプトの首都で、中王国時代も重要な都市と見なされていた。
エジプト学者でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるサラ・パーカック氏によれば、エジプトの首都は末期王朝時代までにナイル川デルタへと移ったが、ダハシュールとサッカラの周辺は信仰の中心地であり続けたという。「時代が変わっても、神聖な場所と考えられていました。そのため、ダハシュールとサッカラの一帯には、末期王朝の高官たちの墓が点在しています」
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