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アフェット:子ども型アンドロイドを開発 阪大 https://youtu.be/NAlpqNoc5B0

怒った顔や笑顔など多彩な表情をする子ども型アンドロイドの開発に成功したと、大阪大の石原尚助教(機械工学)らの研究グループが14日、発表した。さらに生き生きとした表情ができるようソフトウエアを改良し、人に親しまれるアンドロイドを目指す。

 アンドロイドの名は、イタリア語で「愛情」を意味する「アフェット」。身長80センチの2歳男児を模した。「人が触れたいと感じるアンドロイド」を作ろうと2010年に研究を始め、これまで関節が柔らかい体や触覚センサーなどを開発した。

 今回開発した頭部は、シリコンゴム製の皮膚の内側にワイヤや金属部品など16の装置を備え、空気圧で256段階で動かせる。複数の装置をどのように連動させれば頬やまぶた、唇などが人間と似た動きをするか研究を重ね、高い精度での表情の変化の作り分けに成功したという。

 研究チームはこの日、大阪府吹田市の阪大吹田キャンパスで記者会見を開き、何かに気付いた様子やすねた表情など表情がめまぐるしく変わるアフェットの実演も行った。石原助教は「より人間の表情に近づけ、表現力をアップさせたい」と話している。

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毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181115/k00/00m/040/046000c