国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」7号機を搭載したH2Bロケット7号機が23日午前2時52分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)によると、こうのとりは27日夜にISSに到着する予定で、H2Bの打ち上げ成功は7回連続となった。

 こうのとりには今回初めて、実験試料などを地上に持ち帰る小型カプセル(重さ約180キロ・グラム)が搭載された。こうのとり自体は、宇宙から大気圏に突入する際に燃え尽きるが、カプセルは保冷剤を入れれば、内部の温度を4度に保ったまま地上に帰還できる。カプセルは11月頃、ISS船内で作ったたんぱく質結晶など2キロ・グラムの試料を入れて、小笠原諸島・南鳥島沖に着水する予定。試料は船で回収される。こうのとりには、宇宙食などの生活物資やISSから放出される超小型衛星3基も搭載された。

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朝日新聞デジタル
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