東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長のノーベル物理学賞受賞に貢献した観測装置
「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市神岡町)で6月から、
12年ぶりに巨大タンクの大規模な改修工事が行われることが17日、分かった。

 同研究所によると、素粒子「ニュートリノ」の観測精度を上げるためで、
タンクから約5万トンの水を抜き取り、内部に人が入る。改修は9月末までの予定で、年内に観測を再開する。

 観測精度を上げるためタンクの水にレアアース(希土類)の一種を混ぜる必要があり、
タンクを補強して地震など災害時の水漏れを防ぐ。故障したニュートリノ検出器の修理なども行う。

 タンクは直径40メートル、高さ42メートル。
水とニュートリノが衝突して生じる光の検出器が約1万3千個も据え付けられている。

画像:スーパーカミオカンデの内部
https://www.sankei.com/images/news/180517/lif1805170030-n1.jpg

産経ニュース
https://www.sankei.com/life/news/180517/lif1805170030-n1.html