生命を育む環境が整った“第2の地球”が発見できるのではないかと期待されている新型の宇宙望遠鏡が、
日本時間19日午前、アメリカ南部フロリダ州から打ち上げられ、
NASA=アメリカ航空宇宙局は打ち上げが成功したと発表しました。

打ち上げが成功したのは、
NASAがマサチューセッツ工科大学などとともに開発した宇宙望遠鏡「TESS」です。

TESSは、宇宙開発のベンチャー企業、スペースXのロケットに載せられ、
現地時間の18日午後7時前(日本時間19日午前8時前)、
アメリカ南部フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から飛び立ちました。

打ち上げは当初の予定より2日間遅れましたが、NASAによりますと、
TESSはおよそ1時間後に切り離され打ち上げは成功しました。

TESSには、4台の高性能カメラが搭載され、これまでの宇宙望遠鏡よりも格段に広い、
宇宙の85%の方向から届く光を観測する能力があり、NASAは、6月中旬から2年間かけて、
太陽系の外にある300光年以内の距離の惑星のほとんどを調べる計画です。

この観測によって数千個の惑星が見つかると予想されていて、太陽のように光を放つ星から適度に離れ、
水が液体のまま存在し、生命を育む環境が整った“第2の地球”を発見できるのではないかと期待されています。

関連ソース画像
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/K10011409591_1804191126_1804191144_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011409591000.html