3月下旬、夕方の西の空で宵の明星の金星と天王星が大接近する。

最接近は3月29日で、月の直径未満まで近づき、50倍程度の天体望遠鏡でも同一視野内に見ることができる。
また、その前後の期間もしばらくは双眼鏡の同一視野内に見えるほど近づいている。

金星が目印になるとはいえ、日の入り1時間後の高度が5度ほどとかなり低空の現象であり、
等級差が8等(光度差が約1600倍)もあるため、天王星を見つけるのは難しいかもしれない。
西の空の見晴らしが良いところで、空が暗くなり始めたらなるべく早い時間帯から、双眼鏡で探してみよう。

囲み内は、金星を基準として天王星の位置を示している
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/02/10932_chart.png

アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9744_ph1803lt