むかしは日本も5、6人兄弟は普通だった。つい半世紀前だ
それに実は1人2人は幼児期に死んでいたりして本当はもっと多く産んでいたりする
それが2世代後には超少子化した
むかしとの違いは農業就労人口が激減したことだ。戦前は半数が農業に従事していた
それが今や300万人ぐらいしかいない
それから乳幼児死亡率が劇的に改善したことだ
半世紀前は幼児の5%が5歳までに死んでいた。今は1000人に2人も死なない
この二つの要素が最も重要な少子化要因だろう
貧農は子供を労働力と見るので多産になる
世界を見ても乳幼児死亡率が低い地域と少子化達成地域がほぼ重なる
その逆も成り立つ
日本で乳幼児死亡率が改善した主な原因は上水道の浄化だ
乳幼児死亡率の改善には清潔な水が極めて重要な要因になる
それが達成されれば、子供はめったなことでは死ななくなる
そうすると親も多産でなくなる
途上国でも安価にきれいな水が手に入るようになれば出生率は下がる。
今そういう段階なのだろう