欧米人は食後高血糖になってない
その代わりに高インスリン血症になる
http://metab-kyoto-u.jp/to_patient/online/a004.html
特に欧米の白人における2型糖尿病の大部分には このインスリン抵抗性が強く関与しており、 次のような経過で糖尿病が発病します。
初期にはインスリン抵抗性を補うために ランゲルハンス島から大量のインスリンが分泌され、 血糖値が正常で高インスリン血症の状態が生じます。
やがてランゲルハンス島の機能が弱り始めて 大量のインスリン分泌を維持できなくなると、 インスリン抵抗性を補えなくなり血糖値が上昇してきます。
日本人の2型糖尿病症例では、欧米人の糖尿病の初期に認められるような高インスリン血症の時期が認められず、 発症初期からインスリン分泌不全が前面に現れている事が多いのです。

食後高血糖予防が意味ないと考えられる知能なら好きにすれば良い
http://med.skk-net.com/supplies/seibule/guidline.html
国際糖尿病連合は2007年に発表した「糖尿病における食後血糖値の管理のためのガイドライン」をその後のエビデンスの蓄積を受けて2011年に改訂し、発表しました。

今回,蓄積されたエビデンスを基にして、治療目標を「食後2時間血糖値を140mg/dL未満」から、「低血糖を起こさずに、食後1〜 2時間血糖値を160mg/dL未満」へ変更しました。

Q1. 食後高血糖は有害か。
[ エビデンスステートメント ]
食後高血糖および負荷後高血糖は、糖尿病患者において次の因子とは独立して関連している。

大血管疾患
網膜症

高齢2型糖尿病患者の認知機能障害
頸動脈内膜中膜肥厚(Intima-Media Thickness:IMT)の進行
心筋血液量および心筋血流の減少
酸化ストレス、炎症、および内皮機能不全

[ 推奨 ]
食後高血糖は有害であり、対策を講じる必要がある。

食後高血糖が心血管疾患のリスクや心血管疾患の予後と強い関連を持つことが示されています。さらに食後高血糖は動脈硬化性疾患と関連があること、
また 網膜症、癌や認知症などの発症と関係していることも多く報告されています。このように食後高血糖が有害であること、そしてその対策の必要性が指摘されています。