医学部には栄養学を学ぶ機会がないので、食生活に関する知識が不足している医者が多いんです。
ラットの実験では糖質を摂らなくても問題ない事が証明されているので、多くの医者は人間の体にも当てはまると言うのですが、それは無理がある。
ラットと人間では脳の大きさが全然違うんですから。

言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%、『糖』だということです。
炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、一日に大量のたんぱく質や脂質を摂らなければなりません。
数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない」

とはいえ、痩せれば血糖値も下がり、健康になるのではないか。

「痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。
糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。
その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない。