0001しじみ ★
2018/01/30(火) 18:26:13.79ID:CAP_USER携帯電話やパソコンなどに広く使われている「リチウムイオン電池」の開発に貢献した、
大手化学メーカー、旭化成の名誉フェロー、吉野彰さんなどが選ばれました。
「日本国際賞」は、国際科学技術財団が科学技術の分野で優れた業績を挙げた研究者に毎年、
贈っていて、ことしの受賞者には旭化成の名誉フェロー、吉野彰さん(70)が選ばれました。
吉野さんは、
小型で充電ができる電池として昭和58年に現在の
「リチウムイオン電池」の原型となる電池の開発に成功しました。
リチウムイオン電池はその後も改良が加えられ、
ノートパソコンやスマートフォンのほか電気自動車でも欠かせない技術となっていて、
社会に大きな影響を与えています。
吉野さんは「リチウムイオン電池は今も進歩を続けていて、
今回の受賞をきっかけに若い研究者たちがさらなる技術革新をもたらしてくれるでしょう」と話しています。
このほかことしの「日本国際賞」には、
生物の免疫機能のメカニズムを解明したアメリカ・エモリー大学のマックス・クーパー教授と
オーストラリアのウォルター・アンド・イライザ・ホール医学研究所のジャック・ミラー名誉教授も選ばれました。
「日本国際賞」の授賞式は、4月18日に東京の国立劇場で行われます。
スマホやPCにも 現代社会に欠かせないリチウムイオン電池
吉野彰さんが「リチウムイオン電池」の原型となる電池の開発に成功したのは、今から35年ほど前でした。
リチウムを材料に用いた充電可能な電池は、1980年代から研究や開発が各地で進む一方、
安全性などが課題となっていました。
現在の旭化成で研究者を努めていた吉野さんは、1983年に、プラスの電極にリチウムという金属を使い、
マイナスの電極に電気を通すプラスチックを使うことで充電が可能な電池ができることを突き止めました。
さらにその後、マイナスの電極に炭素繊維を使うことで安全性を向上させ、
高電圧で寿命の長い「リチウムイオン電池」の原型を開発し、1990年代初頭の実用化に大きく貢献しました。
リチウムイオン電池は年々性能が向上し、スマートフォンやパソコンなど幅広い分野で使われているほか、
最近は電気自動車にも搭載され、現代社会に欠かせない技術となっています。
関連ソース画像
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180130/K10011308361_1801301609_1801301633_01_02.jpg
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180130/k10011308361000.html